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2013年凱旋門賞

凱旋門賞(G1)【Qatar Prix de l'Arc de Triomphe】
10月6日(日) ロンシャン競馬場 2,400m(芝) 3歳以上牡・牝
第5レース 16:15(日本時間23:15)発走予定
賞金総額 4,800,000ユーロ 1着賞金 2,742,720ユーロ
枠 馬 馬名  アルファベット(生産国) 性齢 重量 ひとこと
1  1 ベリーナイスネーム  VERY NICE NAME (FR)  牡4  59.5
2  5 ミアンドル  MEANDRE (FR)  牡5  59.5
3  9 ピリカ  PIRIKA (IRE)  牝5  58.0
4  7 ゴーイングサムウェア  GOING SOMEWHERE (BRZ)  牡4  59.0
5 11 リーディングライト  LEADING LIGHT (IRE)  牡3  56.0
6 15 ルーラーオブザワールド RULER OF THE WORLD (IRE) 牡3  56.0
7 10 フリントシャー  FLINTSHIRE (GB)  牡3  56.0
8  6 オルフェーヴル  ORFEVRE (JPN)  牡5  59.5 史上最強クラスの大本命。
9 17 アンテロ  INTELLO (GER)  牡3  56.0
10 13 ペンライパビリオン  PENGLAI PAVILION (USA)  牡3  56.0
11 14 キズナ  KIZUNA (JPN)  牡3  56.0 世代最強牡馬。
12  2 ノヴェリスト  NOVELLIST (IRE)  牡4  59.5 ここで勝つのは戦績が嘘。
13 12 オコヴァンゴ  OCOVANGO (GB)  牡3  56.0
14  4 ジョシュアツリー  JOSHUA TREE (IRE)  牡6  59.5
15 18 トレヴ  TREVE (FR)  牝3  54.5 世代最強牝馬、ザルカヴァの再来。
16 16 サハワール  SAHAWAR (FR)  牡3  56.0
17  8 ハヤランダ  HAYA LANDA (FR)  牝5  58.0
18  3 アルカジーム  AL KAZEEM (GB)  牡5  59.5

 日本競馬史上最強馬にして史上最強クラスのサラブレッド、オルフェーヴルがこの舞台に帰ってきました。
 日本の三冠馬が5歳秋シーズンを走るのは史上初のことであります。
 昨年は大外枠の前に苦杯を舐めましたが、今年は真ん中よりやや内、馬群の中で脚を矯められる絶好の枠。
 今年はまだ2戦しかしておらず、消耗が全くない状態で挑めます。一頓挫ありましたが、叩きのフォア賞を楽勝したところから頓挫した影響は全くないと言え、むしろ頓挫したことによりいい状態で凱旋門賞を迎えることができました。
 例年であれば、ゴール前で流して楽勝する大本命です。
 
 無敗の3歳牝馬トレヴ。
 キャリアわずか4戦ですが全て圧勝。前走のヴェルメイユ賞は古馬相手に 5馬身差 2馬身近い差の完勝。
 このパフォーマンスはやはり無敗で凱旋門賞を制した超名牝ザルカヴァに近いものがあります。キャリアの浅さ、牝馬限定戦のみというのも生命力の充実という点では大いにプラス。
 例年であればザルカヴァ同様に完勝するレベルにあります。
 
 お互いにとって問題は、「例年であれば圧勝・楽勝するレベルのライバルがいること」です。
 既に歴史的名馬(それも世界レベルの!)となり、今年は完全にここ一本に絞って仕上げられたオルフェーヴル。
 ここを圧勝して歴史的名牝として名を残さんとするトレヴ。
 どちらも甲乙付け難く、最後の直線はこの2頭の壮絶な叩き合いになるのでは、と予想します。
 
 敢えてどちらが勝つのか、というところまで予想してみましょう。
 参考にすべきは昨年のジャパンカップです。
 このレースを制したのは牝馬三冠を制した直後のジェンティルドンナでした。
 オルフェーヴルはジェンティルドンナとの叩き合いに負けて2着。
 「歴史的名牝」「3歳」「初めての古馬混合戦」というキーワードを抜き出せば、トレヴの勝利です。
 しかし、この時のオルフェーヴルは明らかに悪い条件が揃っていました。
 凱旋門賞から帰った直後のレースであったこと、そして大外枠です。
 前者に関しては、海外遠征で精神的ストレスが解放される側面があるので完全にマイナスとは言い切れませんが、検疫や凱旋門賞という最高峰のレースでの疲労もあって陣営も仕上げに苦心した様子で、総合的にはマイナス要因であったと捉えていいでしょう。
 大外枠がダメなのは周知の通り。そもそもM3タイプ的にはC系であり、馬群に揉まれないと力を発揮できないタイプです。
 2着に来たこと自体がオルフェーヴルの非凡さであります。
 また、昨年のジャパンカップの時はその年の6戦目、今回の凱旋門賞は今年3戦目です。生命力は昨年のJC時点より充実しているものと考えられます。まあこの辺りはさっきから繰り返し同じようなことを言っていますけれども。
 その辺りを考慮に入れると、オルフェーヴルが勝てる、という結論になります。
 しかし、トレヴは前走の圧勝から見てジェンティルドンナより格上の存在です。その辺りも含めると、どちらが勝つというのはなかなか言い切れないものがあります。
 基本的には、叩き合いになってオルフェーヴル、離れればトレヴ、という具合ではないでしょうか。
 いずれにせよ、伝説的なシーンが見れそうな予感がします。
 
 さて、あと2頭の有力馬について。
 キズナはやはりこの2頭に比べるとちょっと苦しいものがあります。
 世代最強牡馬であることは前走証明しましたが、ノイエ賞に出た馬はほぼ自動的に凱旋門賞にも出走するわけで、対戦ストレスが問題になります。
 トレヴがノーストレスであるので、基本的には「勝てるわけがない」という評価になってしまいます。
 ただ、鞍上が天才武豊。
 彼が最後の勲章を得るために最善を尽しているのは間違いなく、前走は接戦勝利だったとは言え「試走」という雰囲気が出ていて、対戦ストレスはともかくとして、接戦勝利のストレスは軽そうです。
 トレヴが凱旋門賞の舞台に怯んで惨敗、となったら武マジックが炸裂し勝利をかっさらうシーンはあり得なくもない、と見ます。
 
 ノヴェリストは敢えて言い切りましょう、絶対に勝てません。
 トレヴが間違って惨敗してもオルフェーヴルがいるためです。
 オルフェーヴルとストレスレベルを比較すれば簡単。ノヴェリストの方が大きなストレスを抱えています。
 オルフェーヴルは今年3戦目、ノヴェリストは5戦目。
 しかもノヴェリストはキングジョージをレコード圧勝、G1を3勝しており、大きく消耗しています。
 これで凱旋門賞を勝つのは、仮に上2頭がいなくてもかなり無理があります。
 このステップで勝てるようなレベルの馬であればそもそも戦績が嘘で、昨年の凱旋門賞を無敗で制していなければいけません。
 まあチャンピオンSCであるならば勝ってしまうかもしれませんが、血統的にもLCであることは必定。
 充実期であることを考慮しても、ほとんどストレスのないオルフェーヴルに敵うわけがありません。
 前走がバーデン大賞なのはストレス的な意味ではプラスですが、凱旋門賞に次ぐG1キングジョージを制しているのは大きなダメージ。
 3着くらいはあるかもしれませんが、到底勝てるローテーションとは言い難いです。
 それでも、上2頭がいなければ勝ってしまえるかもしれない、というくらいのパフォーマンスは見せているのではありますが。
 血統的には由緒正しいNラインを受け継いでいるので、ドイツ血統ファンは期待しているのでしょうけど、無理なものは無理。
 
 他はほとんど見てませんが、弱いので無理でしょう。
 わずかに英ダービー馬ルーラーオブザワールドがあるかも、くらいです。

※追記(10/6)
 うーん、トレヴのヴェルメイユの着差、なんか間違って覚えてたんで修正。
 とはいえ、きっちり着差付いてたんで、予想が変わるほど致命的では無いですが。
 ただ、ちょっとオルフェ有利にはなったかな、くらい。
 あと、追記ついでにノヴェリスト熱発回避について一言言うなら「ほら、勝てないでしょ?」ですね。
 結局、疲労が表面化したのが熱発なので、熱発が出なくても普通に走って普通に負けてたでしょう。
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2013,10,05 14:25Edit

2013年ダービー

2013年 5月26日(日) 2回東京12日 10R
第80回 東京優駿(GI)
サラ系3歳 オープン (国際)牡・牝(指定) 定量 2400m 芝・左
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手 厩舎 オッズ ひとこと
1 1 キズナ 牡3 57.0 武豊 佐々木 2.9 内過ぎる。
1 2 コディーノ 牡3 57.0 ウィリア 藤沢和 7.9 内枠いいが、乗り替り方が。
2 3 アポロソニック 牡3 57.0 勝浦 堀井 52.5 逃げて激走の後では。
2 4 クラウンレガーロ 牡3 57.0 三浦 日吉 147.4 足りない。
3 5 メイケイペガスター 牡3 57.0 藤田 木原 27.1 本命の残骸。集中切れてる。
3 6 ラブリーデイ 牡3 57.0 川田 池江 190.4 足りない。
4 7 ヒラボクディープ 牡3 57.0 蛯名 国枝 18.3 前走のストレスに耐えられない。
4 8 ロゴタイプ 牡3 57.0 Cデムー 田中剛 3.2 大本命。
5 9 エピファネイア 牡3 57.0 福永 角居 5.7 先行できる脚質は良い。
5 10 タマモベストプレイ 牡3 57.0 和田 南井 53.9 内枠じゃないと体力持たない。
6 11 テイエムイナズマ 牡3 57.0 幸 福島 138.6 無理。
6 12 サムソンズプライド 牡3 57.0 田辺 杉浦 76.9 一発あるならこの馬。
7 13 マイネルホウオウ 牡3 57.0 柴田大 畠山吉 33.2 前走のストレス極大。
7 14 アクションスター 牡3 57.0 戸崎圭 音無 178.7 足りない。
7 15 フラムドグロワール 牡3 57.0 北村宏 藤沢和 72.3 合わない。
8 16 ペプチドアマゾン 牡3 57.0 藤岡康 吉村 84.0 無理。
8 17 レッドレイヴン 牡3 57.0 内田博 藤沢和 64.3 間に合ってない。
8 18 ミヤジタイガ 牡3 57.0 松山 岩元 199.2 大外では無理。

※想定:逃げ馬はハイペース。後続はどれだけついてくるか?

 ロゴタイプ一強、のはずだったのですが、どういうわけか2番人気となっていて、4強というか2強+2という感じのオッズ形成となっている今年のダービーです。
 前日最終で1番人気になっているキズナはディープインパクト産駒で基本的には内枠が不得手であり、さらに差し馬ということであれば積極的に買い目から外すべきでしょう。
 また、別路線というのは本来評価が上がる要素なのですが、このようにいかにも「狙って」きた馬というのはことダービーにおいては案外であるケースが多く、他の前述した他のマイナス要素やオッズも考慮すると正直買いたくない馬です。
 
 ロゴタイプが当然のように本命でいいでしょう。
 この馬はチャンピオンです。
 距離は少なくとも体力面の不安はありません。
 近年のダービーは馬場が良いために前で競馬できる馬が強い傾向があり、その点もこの馬にとって大きなプラスです。
 逆らったら痛い目に会うでしょう。
 
 3番人気エピファネイアは鞍上の福永騎手が昨年乗っていたワールドエースと同じくL系ですが、先行できるのが強みの馬で、その点がワールドエースより期待できるところです。
 母の影響から闘争心も強いのが前に行きたがる気性になっているようで鞍上が苦心していますが、今回はそれがプラスになります。
 普通に予想するなら対抗でいい馬です。
 
 4番人気コディーノは内枠自体はいいです。全体が速いペースで一団の展開なら内でじっとして最後差す、という競馬で勝つまであるでしょう。
 ただ、この乗り替わりというか陣営のゴタゴタが大きな懸念材料で、そこを考えたらちょっと買いたくありません。
 心情的には「負けて下さい」といったところでしょうか。
 
 とまあ以上のように4強の評価をしてみましたが、マイナス評価があるにしても明らかに抜けている4頭ではあるので、馬券圏内を占めるのはこの4頭のうちの3頭、と恐らくはなるでしょう。
 しかし、もしそこに割って入るなら? とあえて考えるならばサムソンズプライドを挙げます。
 3連勝中ですが、前走逃げての接戦でやっとプリンシパルSを制してダービーに間に合った、という感じなので、常識的には無理な馬です。ストレスも大きく抱えてるはずでしょう。
 ただ、父メイショウサムソン、母父エルコンドルパサーというところでちょっと一考。
 この配合は基本的に量的は配合、と見ることができます。いわゆるL系。
 L系はストレートに絶対能力で走るタイプであるので、あとはその能力がどれだけあるか、というところがカギになります。
 というところで血統表を見てみましょう。
 サドラーズウェルズ 3 x 4 がこの馬の全てを物語っている―ーと言ってしまうのは言い過ぎでしょうが、かなり大きなウェートを占めます。
 母父エルコンドルパサーの配合の核となっているのがサドラーズウェルズの祖母スペシャルとその全妹リサデルの3本クロス。そこにメイショウサムソンを迎えて サドラーズウェルズをクロスさせることでこの全姉妹クロスを復活させています。
 また、父・母ともにノーザンダンサーをクロスされている、というのもひとつのプラス要素として挙げることができるでしょう。
 そして、ダンシングブレーヴとサンデーサイレンスの組み合わせはドローン≒ヘイローのニアリークロスが発生、これはスピード能力、先行力の補強に繋がっているのでしょう。
 更に8代血統表にしてみてみると……わずかに20種類のクロスでまとまっていることが分かります。
 これはかなりの少なさで、リボーでさえ8代で22種です。I理論でも「簡潔にクロスがまとまっている」と評されるリボーよりもさらに少ないクロス数。
 血統がリボーの当時よりも雑多になっている現代のサラブレッド血統において、このクロス種類数の少なさは驚異的です。
 クロスの種類数が少なくなればクロスの全体的な血量も不足するので、それが能力不足にも繋がったりするのですが、この馬の場合は上に示したように前面でがっちりとクロスされているので、心配は無用でしょう。
 少々スピード面には不安があるかもしれませんが、先行脚質で平均ペースを粘り込む競馬をするので大きなマイナスではないでしょう。12秒フラットのラップを続けられれば押し切ることも可能なレースなので、それだけのスタミナがあるかどうかが問題になります。
 
 一応、他の馬の可能性についても。
 メイケイペガスターはいい馬でしたが、皐月賞で全てぶち壊されました。陣営の騎手起用も場当たり的にしか見えず、正直勝てる雰囲気がありません。勝つ気も見えません。
 ヒラボクディープは接戦後のディープインパクト産駒、ということで素直にストレスで凡走するでしょう。
 タマモベストプレイは距離長過ぎ。せめて内枠に入って誤魔化さないと無理で。
 マイネルホウオウは前走大激走大接戦で掲示板に乗ることすら奇跡のレベル。勝ったらキングカメハメハ以上の怪物ですが、それなら皐月賞に出て勝ってるはずで。
 レッドレイヴンは青葉賞圧勝なら本命で買っていましたが、あの惨敗では間に合ってないと判断するしかありません。

2013,05,26 00:02Edit

2013年NHKマイルカップ

2013年 5月5日(日)  2回東京6日 11R
第18回 NHKマイルカップ(GI)
サラ系3歳 オープン (国際)牡・牝(指定) 定量 1600m 芝・左
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手 厩舎 オッズ ひとこと
1 1 アットウィル 牡3 57.0 三浦 領家 61.0 内で粘ってどこまで。
1 2 ザラストロ 牡3 57.0 武豊 武藤 44.8 近走低調、内枠も捌ける馬ではなく。
2 3 ストーミングスター 牡3 57.0 Mデムー 藤原辰 17.9 前走ダ→芝で大激走。反動出る。
2 4 マイネルエテルネル 牡3 57.0 石橋脩 西園 177.2 無理。
3 5 ディアセルヴィス 牡3 57.0 菱田 高橋裕 240.4 無理。
3 6 レッドアリオン 牡3 57.0 川須 橋口 6.9 ストレスはある。
4 7 ゴットフリート 牡3 57.0 戸崎圭 斎藤 8.0 ストレスないのはよい。高速馬場も歓迎。
4 8 マイネルホウオウ 牡3 57.0 柴田大 畠山吉 32.4 前走捲ったのはいい材料。
5 9 コパノリチャード 牡3 57.0 福永 宮 8.2 ちょっと控える競馬で妙味の短縮ショッカー。
5 10 ガイヤースヴェルト 牡3 57.0 ウィリア 斎藤 5.8 ダ→芝での激走後で無理。
6 11 カシノピカチュウ 牡3 57.0 Cデムー 牧田 41.2 評価難しい一頭。ストレスない。
6 12 フラムドグロワール 牡3 57.0 横山典 藤沢和 22.1 休み明けでは疑問符。
7 13 シャイニープリンス 牡3 57.0 吉田豊 栗田博 36.2 前走ダ→芝激走で以下略。
7 14 ローガンサファイア 牝3 55.0 浜中 佐々木 23.3 前走追い込みのストレス。連続延長も良くない。
7 15 エーシントップ 牡3 57.0 内田博 西園 3.3 生涯ストレスが溜まってきている。
8 16 サトノネプチューン 牡3 57.0 岩田 堀 87.0 泥田を差す展開なら面白い一頭だが。
8 17 インパルスヒーロー 牡3 57.0 田中勝 国枝 11.9 根幹距離でいい血統ではない。
8 18 モグモグパクパク 牡3 57.0 北村宏 高橋祥 58.1 ストレスはないが、さてどうだろう。

※想定:高速馬場、ミドル〜ハイペース前残り決着

 父母相似配合のエーシントップがその血統通りに快速を発揮して重賞3勝と抜群の実績を残して本命になっておりますが、この馬にとってマイルは距離適性ギリギリ上限という条件であり、その上限の距離で力一杯に走って僅差の2連勝をしてしまったというのは非常に危うく、とてもじゃありませんが怖くて買える馬ではありません。
 昨年のカレンブラックヒルも似たような「徹底先行の快速馬」でしたが、ローテから見れる消耗は今回のエーシントップよりも遙かに軽く、それなのに倍率が一緒ではちょっとなあ、という印象です。
 一応、Sの連荘期と思われるので、ここでもう一踏ん張りしてしまう可能性もありますが、ここで切れてしまう可能性もそれなりに高く、切れないにしてもスムーズな展開になった上で内の馬が潰れてくれないことにはいけないというところで、やっぱり買うには不安のほうが多い馬であります。
 
 というところで注目は中枠の3頭、コパノリチャード、ゴットフリート、マイネルホウオウです。
 コパノリチャードを最有力として挙げましょう。
 コパノリチャードは短縮ショッカー。前走の皐月賞はレコード決着の立役者になる逃げを打ちました。
 今回はかなりの高速決着になると思われるので、先行馬の距離短縮は基本的にそぐわないところではあるのですが、前走をハイペースで逃げたことと逃げ一手の馬でないということが大きなプラス要素で、短縮ならちょっと位置取り下げて3〜4番手くらいから競馬をすれば激走レンジに入るのではないか、と思われます。
 ゴットフリートが2番手でいいでしょう。
 前走のニュージーランドTは苦手な最内枠でさらに出遅れて揉まれて終了、ということで馬が終わったことを示す内容ではありません。前走綺麗に負けたことでストレスが全くない状態で臨め、買い頃です。
 マイネルホウオウが3番手。一応この馬、ロゴタイプの3着があります。それなのに30倍台の倍率は「おいしい」の一言。穴党なら絶対に抑えるべきです。
 前走のニュージーランンドTは位置取りが「11-8-4」と少々強引に捲っていった内容。この仕掛けでうまく馬が活性化して先行できたなら一発ありうるでしょう。
 
 他の馬について。
 大穴開けるとしたら最内のアットウィルでしょう。高速馬場の最内枠、ノーストレスであれば、内でじっとして前が開けば勝機があります。
 レッドアリオンは前走タイム差なしの2着で非常にストレスが懸念されます。ストレスに弱いアグネスタキオン産駒なのでなおさらです。
 サトノネプチューンは直前に大雨降れば(※予報では降りません)。
 ローガンサファイアは追い込み馬でこの馬場に合っているとは思えず。連続延長もよろしくないし、ストレスもあるし、倍率高いですが買える馬ではないでしょう。
 ガイヤースヴェルトは前走ダート→芝のショックが綺麗に決まっての激走。お釣りはないでしょう。走るとすれば「ダート経験により高速馬場適性が高まっていた」という可能性ですが、その可能性に賭けるのに5倍程度の倍率ではおいしくありません。
2013,05,05 02:58Edit

2013年天皇賞春 回顧

2013年4月28日(日) 3回京都4日 11R
第147回 天皇賞(春)(GI) 3200m 芝・右 外

着 馬 馬名 性齢 重量 騎手 タイム 着差 推定3F 馬体重 人気
1 6 フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名正義 3:14.2 - 36.2 496(+2) 2
2 1 トーセンラー 牡5 58.0 武豊 3:14.4 1 1/4 36.4 460( 0) 3
3 13 レッドカドー セ7 58.0 G.モッセ 3:14.7 2 36.5 482 6
4 7 アドマイヤラクティ 牡5 58.0 岩田康誠 3:15.0 1 3/4 36.4 486(+6) 4
5 8 ゴールドシップ 牡4 58.0 内田博幸 3:15.1 クビ 37.0 502(0) 1

ラップタイム
13.0 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.5 - 11.6 - 11.7 - 12.5 -
12.1 - 12.4 - 12.5 - 12.8 - 12.9 - 11.9 - 11.8 - 12.6

通算ラップ
0:13.0 - 0:24.9 - 0:36.5 - 0:47.9 - 0:59.4 - 1:11.0 - 1:22.7 - 1:35.2 -
1:47.3 - 1:59.7 - 2:12.2 - 2:25.0 - 2:37.9 - 2:49.8 - 3:01.6 - 3:14.2

 展開としては予想通り、ゴールドシップが終始後ろからつついて全体的にハイペースの展開となりました。
 一応ラップタイムは先頭馬のものですが、序盤の11秒台が終わった以降は先頭と後続の差が縮まりこそすれ広がりはしなかったので、後続も12秒台のラップを続けていたものと考えていいでしょう。
 ということはラップ的には完全に菊花賞をトレースしたもので、つまりはゴールドシップの勝ちパターンだったのですが、それでも負けてしまった最大の要因は馬場、ということになります。
 2着のトーセンラーはディープインパクト産駒で、京都の高速馬場は得意中の得意です。また、古馬になって初めてのG1挑戦&3000m級だったのも鮮度という点において良く、また後者に関しては高速馬場への対応という点で大きくプラスでした。
 4着アドマイヤラクティは前走で長距離のダイヤモンドSを勝ってしまった分、高速馬場への対応が遅れて馬券圏内には届かなかったのでしょう。これは阪神大賞典を使ってしまった組(ゴールドシップも当然含む)にも言えることです。
 ただ、鮮度が非常に高く、3000m級を走ったのも前走だけという部分でぎりぎりゴールドシップより前に出られたのだと思われます。
 3着レッドカドーは前走ドバイWCが超A級の中距離戦でした。ここが高速決着への対応につながったのは間違いないでしょう。歴戦の強者なので鮮度の面は少々心配ではありましたが、海外を転戦している分精神面ではフレッシュでした。
 そして勝ったフェノーメノ。
 昨年はダービーそして天皇賞秋と2度の大激戦を経て勝ち切れなかったので、そこで生命力を相当に使ってしまったという懸念があったのですが、見事に乗り越えてきました。
 乗り越えられた要因は「初の3000m級」と「高速馬場」の2点でしょう。
 前者は鮮度という意味でこの距離に対する飽きがなかったこと、後者は中距離馬であったがために高速決着歓迎であったことです。
 フェノーメノは父がゴールドシップと同じくステイゴールドですが、母父デインヒルから高速決着への適性を得ていた、というのも大きいでしょう。
 また、序盤に馬場のいい内でじっとしてステイゴールド産駒特有の集中力を研ぎ澄ましていたのも良く、これが最後に弾けるタメになっていました。
 予想は外したのですが、この馬が勝ったことに関してはいちファンとして嬉しい限りです。
 
 さて、負けたゴールドシップ。
 基本的には高速馬場で前に残られてしまった、というのが一番の敗因ではありましょう。
 ただ、鞍上の乗り方にも少々注文を付けられるところでもありました。
 そも、ステイゴールド産駒が大外を回して、、、というのは本質的には合っておらず、基本はイン強襲や馬群突破という「狭いところから抜け出る」形で一番力を発揮するタイプです。
 それでも大外一気や捲りを決めることができるケースは、
 ・前が潰れて相対的に捲れるケース
 ・序盤馬群に入れて集中させておいて、終盤外に出し弾けさせるケース
 という2条件で、これはステイゴールド産駒というより集中系差し馬が外から差す場合の基本的好走条件でしょう。
 実際にはこの2条件が合わさって初めて好走できる、という具合で、今回ゴールドシップが凡走してしまったのは前がどうこうという以外に馬群に入れ損ねたのが大きいでしょう。
 まあゴールドシップの場合は最後方からの競馬が常なので馬群に入れることは無理なわけですが、そうでなくても「前に壁を作ることで集中させる」ことはできます。
 例えば菊花賞ではそれができておりました。最内からのスタートということもあったのですが、序盤は目の前に馬群を置いて追い掛けるように集中させておき、3角手前から外に出して捲り切っています。
 しかし今回は、1週目スタンド前の段階で外目に出してしまっていて、これが最後集中力を切らして止まってしまった要因になってしまった、ようにも思えます。
 まあさすがに大外からの捲りだと、序盤に集中させるように壁を作っておいたとしても「物理的に間に合わない」可能性は高かったわけですが。
 そういう「大外からだと物理的に間に合わない」馬場であれば「内に突っ込む」という手段が最適で、ゴールドシップはステイゴールド産駒でそれで突き抜けることのできる精神構造であるわけなので、できればそれをやって欲しかったかなあ、という感想ではあります。
 つーても圧倒的1番人気でこれまで捲りで勝ってきた馬に乗ってインに突っ込め、というのも無茶な話ではあり、自分もああいう競馬で間に合うだろうと思ってたのであんまり言えるものでもありませんが。
 ただ、さすがの内田騎手とはいえ、ゴールドシップの身体的特徴は熟知できても精神構造までは理解するのは難しいのかなあ、と。
 この辺りはM3を知る者でないとなかなか難しい話なのかもしれません。
2013,04,30 16:50Edit

2013年天皇賞春

2013年 4月28日(日) 3回京都4日
11R 第147回 天皇賞(春)(GI)
サラ系4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 3200m 芝・右 外

枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手 厩舎 オッズ ひとこと
1 1 トーセンラー 牡5 58.0 武豊 藤原英 11.1 間隔開いたのはいいし、古馬G1初挑戦もいい。
1 2 サトノシュレン 牡5 58.0 幸 村山 90.6 ステゴ産駒の逃げ馬というキャラはちょっと。
2 3 デスペラード 牡5 58.0 浜中 安達 19.8 対戦ストレスがあって。
2 4 ジャガーメイル 牡9 58.0 戸崎圭 堀 45.1 驚くほど好調。間隔開いたのもいい。
3 5 マイネルキッツ 牡10 58.0 Cデムー 国枝 96.3 先行脚質では。
3 6 フェノーメノ 牡4 58.0 蛯名 戸田 6.4 ピークは昨年の天皇賞秋。
4 7 アドマイヤラクティ 牡5 58.0 岩田 梅田智 18.7 前走激走、間隔開いてどこまで回復するか。
4 8 ゴールドシップ 牡4 58.0 内田博 須貝 1.5 負ける要素は捲り潰す。
5 9 ユニバーサルバンク 牡5 58.0 川田 松田博 144.4 無理。
5 10 メイショウカンパク 牡6 58.0 藤田 荒川 157.9 無理。
6 11 トウカイトリック 牡11 58.0 北村宏 野中 132.3 無理。
6 12 フォゲッタブル 牡7 58.0 和田 池江 55.7 無理。
7 13 レッドカドー セ7 58.0 モッセ ダンロッ 24.8 JC以降目覚しい活躍。取捨難しいが。
7 14 コパノジングー 牡8 58.0 国分恭 宮 202.3 無理。
7 15 カポーティスター 牡4 58.0 高倉 矢作 39.7 鮮度は高い。前走の反動がどれだけか。
8 16 トウカイパラダイス 牡6 58.0 柴山 田所 97.4 距離長く、先行脚質で。
8 17 レッドデイヴィス セ5 58.0 北村友 音無 90.9 距離長い。
8 18 ムスカテール 牡5 58.0 福永 友道 32.5 G1初挑戦の鮮度は買える。

※想定:ゴールドシップの捲りで先行勢壊滅

 大本命のゴールドシップが後方から競馬をする、ということで、多くの穴党が「前へのマークが薄れる」と見て前めに行く馬を狙っているようです。
 これは昨年のビートブラックやイングランディーレの鮮やかな逃げ切りといった前例があるからでしょうが、こと今年に限っては、否、ゴールドシップが出るレースに限っては前はほぼ潰れると見ていいでしょう。
 ゴールドシップの昨秋以降のレースで2着になった馬の位置取りを見れば一目瞭然です。全馬が4角でゴールドシップと同じかそれより後ろの位置から突っ込んできています。
 なぜこのようなことになっているか、というのは、ゴールドシップの捲り脚質が大きく影響しています。
 昨秋以降ゴールドシップは4走していますが、その4レースのラップを見ると全て締まった平均ペース〜ハイペースになっていることが分かります。特に菊花賞は記録的なハイペースでした。
 これはゴールドシップが早めに捲ってペースを釣り上げているのが主要因でしょう。
 ゴールドシップの弱点は「切れる脚がない」「スタートが遅い」というのがありますが、その代わりに「どんなハイペースでも耐えるだけのスタミナ」「息の長い脚を使える」という長所があります。
 これを封じたいなら他馬はスローに落としたいところですが、ゴールドシップの鞍上の内田騎手はゴールドシップを知り尽くしているので、スローになったならばどんどん前に順位を上げようとします。
 それに煽られて前の馬もペースを上げてしまい、結果ゴールドシップが得意なハイペースの消耗戦にさせられてしまう、という図式が成り立っているのでしょう。
 というわけで、今回も近年稀に見る厳しいペースの天皇賞春になると予想します。
 そして、その展開になってゴールドシップを負かせる馬はこの地球上にはオルフェーヴルくらいしか見当たらず、そしてオルフェーヴルはこのレースにおりません。
 ということで、ゴールドシップが勝つでしょう。
 もし負けるとすれば、直線抜け出してソラを使ったところを後ろから差される、という展開しかありえません。
 
 というわけで、差し馬の中からゴールドシップの相手を探します。
 可能性があるのはトーセンラー、ジャガーメイル、アドマイヤラクティ、レッドカドー、カポーティスター、ムスカテールの6頭。
 ムスカテールが一番手になるでしょう。外枠引いたのはちょっと痛いですが、ハイペースになるなら問題は少ないでしょう。前走軽く凡走していてストレスは軽いというのもプラスです。重賞6戦目、G1初挑戦の鮮度の高さは見逃してはいけません。
 ジャガーメイルはこのレースの覇者で鮮度という点で見ると低い点数になりますが、昨秋からの充実ぶりは目を見張るものがあり、ちょっと無視はできそうにありません。直線ばらけたところを内から差し込んでくれば面白いでしょう。
 元大井の名手・戸崎騎手が乗るのも魅力。
 トーセンラーは内枠が特にいいわけではありませんが、古馬G1初挑戦はいい材料です。3000m級のレースが古馬になって初めてというのも鮮度という点ではプラスです。少々適性距離より長いのはネックですが、鮮度でなんとかならないか、というところ。
 アドマイヤラクティは前走がひとつのピークに見れてしまうのがちょっと痛いところですが、G1初挑戦で重賞も4戦目と鮮度が非常に高いのは大きなプラス材料です。前走の距離大延長激走の反動がどうか、というところですが、間隔開いているのは良くて、それでどこまで回復するか、というところでしょう。でも、日経賞挟んだほうがローテとしては優秀だったとは思われ、ちょっと評価を下げざるを得ないでしょうか。
 カポーティスターは高倉騎手の名前を知らしめた馬で、重賞6戦目・古馬重賞4戦目と鮮度高く3000m級初挑戦のハーツクライ産駒、ということで期待はできます。ただ問題は直近の着順リズムで、近3走が激走→凡走→激走、ときているので今回が凡走の番、という点です。連続延長という臨戦もマイナス面。
 レッドカドーはロマン枠(笑)ですが、ジャパンカップ以降の変わり身が激しく、香港ヴァーズの勝利もそうですが、ドバイWCで2着激走というのが日本の競馬ファンに強い衝撃を与えました。
 そこにこの凱旋?出走ということで、正直なところなかなか無視できない馬です。
 海外からの参戦は純粋にプラスの要素、ジャパンカップでは8着と敗れていますが日本の芝適性がないかというとそうでもなさそうですし、相手関係を見てもジャパンカップより弱化、各地を転戦しているところから適応力も評価できるでしょうから、ジャパンカップの着順だけで消すのは早計という結論になります。
 そもそも、ジャパンカップでは海外馬最先着で(JC予想で名前挙げられたのは自慢)、日本の芝適性はかなりあると見ていいでしょう。
 
 さて、他の有力馬について。
 デスペラードは前走がゴールドシップの2着。もう一丁は疑問。
 マイネルキッツは前走の内容が良く調子自体は良さそうですが、いかんせん先行脚質では捲り潰される運命でしょう。ただ、差しに回れなくもないので、そこに期待するのはありです。
 フェノーメノは昨秋の天皇賞秋がピークで鮮度が落ちています。そんなタイミングでこれからピークを迎えるゴールドシップに抗することはちょっと無理でしょう。恐らく5着では。距離が長いというのもあり。
2013,04,27 20:51Edit
プロフィール

NOBIE

Author:NOBIE
「史上最強のダービー2着馬はナリタトップロード(キリッ」と主張するくらいのトプロ厨。シンクリ? 知らんなぁ!
馬券予想はM3ベース。
今一押しの漫画は「神のみぞ知るセカイ」。アニメ見ろ!
野球はマリーンズが好き。


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